武甲山とは
埼玉県秩父地方に聳える、標高1,304mの山です。セメント採掘が盛んなため、遠くから見ると武甲山がところどころ削られて見えます。
登山口に向かう途中にはたくさんのセメント工場が建設されていました。工場が建っているので、トラックの交通量も多いです。
体育の授業で、ドッジボールの外枠やリレーのスタート位置を引いたりするときに使った、白い石灰粉が舞っており、道路が真っ白になっていました。
石灰を大量に吸い込むと身体に良くないので、車で走行するときは出来るだけ窓を閉じたり、バイクや徒歩の方はマスクがあるといいかもしれません。
武甲山の表参道コース
初心者ということで、大堂の表参道コースで登って行きました。
男性同士、お子様連れのファミリー、1人登山のご年配など、同じ時間帯に駐車場で降りた人の大半は、表参道コースだったように思います。
気候と服装
11月中旬、午前10時頃の気候は道中に小雨が降っていて、大ぶりにならないか心配していましたが、登山口に着いたら少し晴れ間が出てきました。
気温4℃で、ヒートテックインナー・長袖Tシャツ・薄手のウインドブレーカー、登山用タイツ・パンツのセットアップ、ニット帽・手袋の装備で臨みました。
登っている最中は汗もかくし、息も切れるほどポカポカします。
ですが、休憩でじっとしていると汗が冷えて寒いので、軽量のダウンジャケットがあれば安心です。
熊出没情報
表参道コースの入り口に看板が立っており、7月に熊の出没情報が掲載されていました。
寒くなってきましたが、念のため熊除けの鈴やホイッスルなど、人間の存在を知らせる音が鳴るグッズを持って行きましょう。ご飯やお菓子の匂いに誘われて近づいてくるかもしれないので警戒した方がよさそうです。
不動滝
不動滝のあたりに、山頂で使用するトイレの水を汲むペットボトルを、運ぶボランティアを募る貼り紙がありました。体力に余裕がある方はご協力お願いします。
大杉でランチ
途中で霧が濃くなってきたので、大杉がある休憩スポットで、お昼を食べたら下山することにしました。
ベンチが6台ほど間があいて設置されているので、そこで即席塩ちゃんこ鍋を作りました。身体が冷えていたのでとても温まって幸せな気持ちになりました。
霧に包まれた大杉の存在感も相まって、山独特のシンとした静寂が続き、神秘的な雰囲気にたまらなく癒されました。
テレビや自動車、洗濯機を回す生活音などなど、普段いかに音に囲まれた生活していることでしょう。
難易度
登山道は、とても整備されていて歩きやすかったです。急斜面な所もありますが、尖った根っこやゴロゴロした岩などはなくて、普通のスニーカーで登っている人も見かけました。初心者でも安心して登れる難易度です。