コロナウイルスによるスポーツジムの対応

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フリーランスのヨガインストラクターです。

業務委託という形態で、スポーツジムに併設しているホットヨガスタジオでレッスンを担当しています。

コロナウイルスに関するスポーツジム側の対応や、利用するお客様のモラルについて思うところがあったので記事にまとめていきたいと思います。

スポーツジムで集団クラスター報道

2月中旬頃からコロナウイルスの感染者が急激に増え始め、岐阜県・愛知県・千葉県ではスポーツジムを介したクラスターが発生しました。

全国クラスター

全国クラスターマップ 厚生労働省より

「今朝テレビでスポーツジムから集団感染したニュースを見てきたんだけど、そのせいか今日は人数が少ないですね。」

レッスンを受けるお客様から、そのような不安の声もチラホラ聞こえるようになってきました。

昼間の客層は主婦やご高齢の方が最も多く、家族からスポーツジムに行くのを止められて自主的にジム通いをお休みする方も増えてきました。

ホットヨガのスタジオは湿度と温度を保つために窓がひとつも無く、密閉された空間になっています。

クラスターが発生しやすい環境が全て整っていると言っても過言ではありません。

このような高温多湿の環境に加え、主婦やご高齢の方は比較的おしゃべりさんが多いのです。

レッスンが始まる直前まで、否、レッスンが始まってからも元気に大きな声で談笑していることさえあります。

「先生、レッスンに集中できないから注意してもらえませんか?」

別のお客様から指摘するようにお願いされることもありますし、

「ババァがうるせぇから、集中出来ねんだよ!」

と、威勢よくキレるお客様もいらっしゃいます。

もちろんインストラクターはその都度上手く調整して、レッスンが円滑に進むよう努めていますが、正直ストレスは溜まりますね。

3月からレッスン休講

社会情勢を鑑みて、私の働くスポーツジムもようやくレッスンが休講になりました。

はじめは2週間をめどにレッスンを再開するという話でしたが、休講を延長して3月末まで丸々1ヶ月間レッスンがお休みになりました。

勤務するスポーツジムに問い合わせましたが、休講中の休業補償は一切ありませんとの事でした。

他のインストラクターも同じ疑問を持って問い合わせしたようですが、

「国からのフリーランス手当を申請してください。」という回答のみだったようです。

企業側からの休業要請なのに6割補償すらしてくれないと分かり落胆しました。

雇用調整助成金制度を利用したとしても、従業員に分配しない企業もたくさんあると聞きます。

持続化給付金について

この持続化給付金においても、安倍政権がやらかしていますね。

このおかげで給付金の支給にかなり遅れが出ているようです。

6月現在で給付されたというインストラクター仲間の声を未だに聞いていません。

申請から2週間程度で支払えるとしてきたが、それ以上に時間がかかるケースもめだつ。申し込みのホームページやコールセンターにつながりにくい状態も続く。引用:朝日新聞

4月にレッスン再開

まだコロナ禍ではありますが、レッスン再開の連絡がスポーツジムからありました。

お子様がいるインストラクターは学校がお休みになった関係で、ステイホーム中は子供のお世話をする為に休講せざる得ない状況でした。

私は、3月の収入がなくなってしまった事もあり、子育てインストラクターからの代行依頼をできる限り引き受けました。

しかし、いざレッスンに行っても、客足が戻ったわけではありません。

ほとんど1人〜2名、お客様が0人でレッスンが無くなってしまうことも多く続きました。

他のインストラクターの代行を引き受けても、レッスンが出来なければ収入は0です。

せきエチケット無視の利用者

お客様は、ほぼマスクをしておらず、あるお客様はくしゃみを口で覆ったその手で直接私に整理券を手渡してきました。

こちらも嫌な顔で避けるわけにはいかず笑顔で受け取りましたが、全員が予防に徹してくれるわけではありません。

「私はこんなに元気だし、家族にも内緒で来ているの!」と堂々と宣言している人だっています。

スポーツジムで集団クラスターが発生した後にもジムを利用している人は、自分は大丈夫という傾向の方が多いです。

「もし自分が感染してしまったら・・・」という不安が頭をよぎります。

憂鬱な女性

全国緊急事態宣言を受けて、再び休講

4月18日〜5月6日まで再びレッスンが休講となりました。

他のスポーツジム・大手ヨガスタジオの対応

インストラクター仲間のお話では、他のスポーツジムでは何らかの対応をしてくれているようです。

  • 休業補償が6割出ている
  • 有給休暇を取得させている
  • 補償はないが、スタジオを無料で貸出、動画をHPや動画サイトにアップして収益を得る

コナミスポーツでは、労働組合を立ち上げて非正規雇用者でも10割補償になりました。

フィットネスクラブ・スポーツジム業界最大手・コナミスポーツ株式会社がアルバイトに休業補償を10割支払うと、同社のホームページ上で発表した。引用:YAHOOニュース

大手ホットヨガスタジオ LAVAはコロナ関連のずさんな対応で、かなり顧客の信頼を失ったようです。

三密を避けようとする世間の動きと逆行して、LAVA社長の「100万人瞑想で免疫力をアップ」というオカルトっぷりや、

休会費用や退会費用の違約金で3万円ほど引き落とされたという事例も発生しました。

「大手だから安心できる」というわけでもなさそうですね・・・。

5月末まで休講延長

私の勤務するスポーツクラブでは、5月7日から段階的にランニングやバーベルエリアの営業を再開していました。

6月からはスタジオレッスンを再開しているのですが、しばらくレッスンの時間短縮をしているので、レッスンをすればするほど赤字になります。

お客様が入らずに、レッスンがクローズになるとしたら収入は0です。

拘束時間は変わらないので、2本レッスンを担当している場合は次のレッスンまで1時間待機します。

補償はないし収入も見込めないし、不安な気持ちを隠して感染リスクが高い場所に行くなんてバカらしくなってしまいました。

スポーツジムが信用出来ないので辞めます

私はこの休業期間中に、最小限の損失ですむように引き際を見極めていました。

もし自分が感染してしまっても、スポーツジムは何事も無かったかのように、ただインストラクターを使い捨てるだけだろうと容易に判断できます。

今回の件でスポーツジム側の対応に、自分の中の糸がプツンと切れてしまいました。

早く通常営業できるようにと願ってはいますが、今後の将来を見据えて一旦退く事にしました。

スタジオレッスンを受講している方々に、インストラクターの葛藤やスポーツジムの対応について知って頂きたくまとめました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。