目次
皮膚科に行って病名を特定する
「原因は分かりませんが、とりあえず炎症を抑えるステロイドを処方します。」
今まで行った皮膚科とアレルギー科では、すべてこの流れで診察が終わりました。
もちろん薬を塗れば症状が治まるのですが、臭いものに蓋をしているだけなので、根本的な原因の解決をしなければ、いずれまた同じような症状が繰り返し現れます。
薬を塗った時だけ症状が治まるのは、完治とは言いませんよね。
「脂漏性皮膚炎を治すためには、このような治療をしていく必要があるので、ステロイドを処方します。」というのと、とりあえず出されたステロイドを塗るのとでは全く違います。
病名が明らかになれば、病気になった原因が分かるので、具体的に気をつけるべき行動をとれます。
もちろん原因は一つではないかも知れないけれど、原因を絞り込むことはできます。
「治すためにこういうことを気をつけよう」と意識できるので、目的を持った行動をとれるというだけでも精神的にだいぶ楽になります。
実際に、アトピービジネスという言葉もあるくらいですし、あてもなく、あれもこれも試したりすると無駄な出費をしかねないです。
「薬を出して終わり」そのようなルーティン化した診察・短絡的な考えのドクターや、「治らない」という言葉をかけるドクターは切り捨てることです。
皮膚の炎症はすぐに治るものではないのですが、必ず良くなります。
自分の症状と長期的に向き合ってくれる病院に出会うまでは、あきらめないでください。
私の場合は、ヘアサロンのオーナーさんにオススメの病院を教えてもらいました。
オーナーさんは菜食主義者でもあり、オーガニックのヘアカラー薬剤に詳しいことから、自然とアトピーに悩んでいるお客さんが集まり、そこで知り得た有益な情報をシェアしてくれました。
いずれにせよ、適切な治療法が分からない状態では、卵アレルギーなのに、卵を毎日食べるという愚かな行為をしているようなものです。
原因を特定するためにドクターショッピングをしてでも優秀なドクターに出会うことが大切です。
脂漏性皮膚炎を治す!
食べてはいけないもの
- コーヒー
- ココア
- ナッツ類
- チョコレート
- アルコール
食べ物のアレルギー反応が無かったからといって、何でも食べて良いわけではありません。
朝食に食べていたオーガニックシリアルにナッツが入っていたのと、おやつのマカダミアナッツチョコなどを控えています。
この間、うっかりスーパーでカゴにチョコレートアイスを入れてしまい、お会計前にハッと気づいて冷凍室に戻しました。
普段から無意識にチョコレートを摂取していたのだと、再認識しましたね(笑)
お風呂に入るとき
- アロエ、ハーブが配合された石鹸、または薬用石鹸は使わない。
- 入浴時に、エッセンシャルオイルや入浴剤を入れない。
- ナイロンタオルは使わず、綿の手ぬぐいで洗う。
キュレルの入浴剤を入れたり、お塩を入れてみたり試行錯誤していましたが、どれも肌にとって刺激になるのでやめてくださいと言われました。
今は、蛇口から出る、少しぬるめのお湯で15分程度浸かっています。
また、体を洗うときはナイロン製のスポンジで泡立てた後、手のひらで泡を体につけるだけです。
決して、ナイロン製のスポンジで直接体を洗ってはいけません。敏感な肌に使ったら傷だらけになります。
入浴後は市販の化粧水や乳液などの基礎化粧品は一切やめて、皮膚科から処方された「ホエイクリーム」で保湿しました。
ライフスタイルで避けること
- 夜更かし
- ストレス
- 暴飲暴食
精神的アプローチ
仕事、育児、家事、介護など、些細なことでも自分の中で不安になっていたり悩んでいることがあると、無意識に考えを巡らせてしまって、夜にぐっすり眠るのことが難しいと思います。
このように、ストレスと睡眠不足は密接な関係があります。
しかし、ストレスが原因と言われても、具体的に何をすればいいのか実際のところよく分かりませんでした。
そこで、私が参考にしたのは、メンタリストDaiGoさんの著書です。
有名大学の研究や論文の引用が多く、科学的根拠を大事にしているので、知的好奇心をくすぐられながら楽しく読みすすめられました。
著者は学生時代、いじめを受けていた過去を明かしているのですが、その経験さえもポジティブに乗り越えて活躍されているところにも尊敬します。
ちなみに、目に見えないものの存在はあると思っているタイプですが、江原啓之さん、心屋仁之助さん、自己啓発本などは、あんまり心に響かなかったんですよね。
日焼け止めは塗らない
日焼け止めは肌への刺激が強いので、使用を中止して日焼け止め成分の入ったファンデーションを塗るように言われました。
ファンデーションは、粉のタイプだと毛穴に入り込んでしまいますので、クリームかリキッドタイプを使用します。
ちふれのBBクリームを顔に塗って、クレンジング剤は使わず固形石鹸を使って落とします。
ウォータープルーフでなければ石鹸でも十分落ちますし、女医である先生も毎日そのようにしているそうです。
ドラックストアで買える敏感肌にオススメの石鹸
続いて、皮膚科医にオススメされた石鹸をご紹介します。
牛乳石鹸の青箱
牛乳石鹸は、しっとり赤箱でなく、さっぱり青箱が推奨です。
「しっとり」と表記しているものには、しっとりさせるために様々な添加物が入っているからだそうです。
アットコスメなどの口コミサイトでは、青箱よりも断然、赤箱がオススメ!という記事をたくさん見かけます。
しかし、肌に負担をかけないという観点で考えると、青箱の方に軍配が上がります。
みんなが使っているから、レビューでよく見るからという大衆心理に惑わされないようにしましょう。
参考 カウブランド青箱牛乳石鹸公式サイトシャボン玉石けん
シャボン玉石鹸は、香料・着色料・合成界面活性剤を使わず、シンプルな石鹸です。
牛乳石鹸は匂いが苦手なので、無香料なのは嬉しいです。
以前シャボン玉石けんシャンプーとリンスを使ったら、耳があり得ないくらい腫れて火傷のようにただれましたが、固形石鹸は問題なく使えました。
参考 シャボン玉石けんシャボン玉石けん公式サイト
コラージュD乾性肌用石鹸
私の一番のオススメです。
皮膚科でコラージュDの試供品をもらって初めて知ったのですが、泡切れが良くてさっぱりした洗い心地です。
肌がつっぱり、必要なものを洗い過ぎてしまうほどではなくて、あくまで泡切れがいいというさっぱり感です。
今まで使った固形石鹸の中では、使い心地が一番よかったです!
参考 コラージュD持田ヘルスケア公式サイトコラージュ石鹸には、乾燥肌用「コラージュD」、普通肌用「コラージュM」、脂性肌用「コラージュA」の3種類があります。
ご自身の肌質については、医師へ相談するか、持田ヘルスケア公式サイトでご確認ください。
脂漏性皮膚炎について
私は首回り、頭皮、目の周り、ほっぺたが赤く腫れ上がって痒みも強く、首やアゴは色素沈着していました。
生理前から生理中、汗をかいたとき、精神的なストレスがかかった時に症状が悪化します。
脂漏性皮膚炎について調べても男性向けの記事ばっかりでしたが、医師によると、女性にも多い病気だそうです。
ストレスを抱えていたり、暴飲暴食など、心や身体に負担になるライフスタイルを送っていれば、性別に関わらず発症する可能性はあります。
思考の癖や生活スタイルを見直して、ゆっくり焦らず治療に取り組んでいきましょう。