就労移行支援所で障害者になり切れない苦痛
毎食モリモリ食べて、昼夜逆転もしていない、発達障害の二次障害が無い私は、
様々な就労移行支援所の施設体験をしても、行きたい施設が見つかりませんでした。
就労移行支援所では、「生活リズムを整える」ことを最優先事項として「週5通うこと」を目標にしています。
逆にいうと、障害者雇用はそれが出来ればOKともいえます。
一般的な訓練内容は、袋にビーズを詰めたり封筒にシールを貼ったりとなど、いわゆる福祉っぽい淡々とした軽作業が続きます。
グループ訓練では、他の利用者との差がありすぎて「つまらない」「行く意味あるのか?」という疑問がふつふつと湧いてきます。
自分に合った就労移行支援所がなかなか決まらずに、担当の相談員である社会福祉士さんに電話をしました。
就労移行支援所に行く必要性を感じない
生活リズムも整っているし、訓練内容が物足りなくてつまらない。
特に今まで働いていた人はそう思う傾向があるようです。
中には就労経験が無い人も通っていますので、そのレベルに合わせるのが苦痛なのは当然かもしれません。
障害特性や病気が個々に異なる人達が通うため、一緒にグループワークをすると「求められるレベルの低さ」に嫌気がさして違和感を感じます。
「スペクトラル」という症状でも分かるように、定型発達との境界もあいまいなのでしょうね。
相談員さんによると、裁縫やヨガなど「その人が得意な分野のグループワーク」では、利用者に裁縫を教えてあげる講師的な役回りを要求されることもあるそうです。
断ったら協調性が無いと思われそうなど、心理的なプレッシャーがあるにも関わらず引き受けてしまい、嫌になって通所を辞めてしまった人もいたようです。
たしかに、こちらは通所費用を支払ってるのに無償で教えなくちゃいけないのは重荷ですよね。
個別計画をしてくれる就労移行支援所
そもそも発達障害の人は、一匹狼気質の人が多い傾向にあります。
みんなと同じができないから苦労しているんですよね。
複数の施設体験をした感想では、大手はマニュアル化された訓練内容で、がっつり型にはめ込むスタイルでした。
なかなか就労移行支援所が決まらないので相談員さんに紹介してもらった「一般社団法人社会福祉支援研究機構」に加盟している就労移行支援所へ体験に行き、そのまま通い始めました。
参考 一般社団法人社会福祉支援研究機構SSO公式サイト一人ひとりに合った個別の支援計画を立ててくれるのがとてもよかったです。
全国に事業所があるので、お近くの支援所を探して体験してみてください。
就労準備性ピラミットについて
就労移行支援所で、嫌になる程さんざん見せられる図があります。
担任制になっており、面談をもとに必要なグループワークを設定して、個別の時間割を組んでくれます。
私は、土台となる生活リズムは整っているので「対人スキル」から上の項目を訓練していくことになりました。
ADHDのキレやすい性質をコントロールするための、アンガーマネジメントや自己肯定感を高めるワークなど。
私は、苦手な軽作業ワーク、個人のやりたい課題であるTOEICの勉強、特性理解のための読書、仕事に必要なエクセルなどのツール「MOS資格」を取得をするための訓練をしています。
他の利用者はというと、行政書士の勉強、Rubyなどのプログラミング、Photoshopなどのデザインツール、色鉛筆で塗り絵や裁縫をやっている人もいます。
まとめ
もうすぐ就労移行支援所に通い始めて、1ヶ月が経ちます。
会社に伝えるべき配慮事項を客観的に指摘してくれる所が、私に合っていると感じています。
スッタフは優しくて話しやすいし、お昼のお弁当も無料で、交通費も支給してもらえるので満足しています。
就労移行支援所を苦労して探した甲斐がありました〜!
いいところが見つかって、本当に良かったです。
今後もこの調子で通所を頑張りたいと思います。