【発達障害】障害基礎年金2級の受給が決まりました!!

年金問題

私は納税者です

税金ちゃんと払ってます

障害年金や生活保護など、国のセーフティーネットを受給すると、批判の的になるのをよく目にします。

まず、ここで表明しておきたいのですが、私は納税者です。

会社の社会保険に加入しており、厚生年金を支払っています。

また、年金や生活保護は、憲法25条の生存権「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を保障してくれるものです。

納税していなくても、受給に罪悪感を持つ必要はありません。

働いていても障害年金を受給できる

障害者雇用(特例子会社)に勤務

今回、障害年金の受給が決まったことで、

働いていても、障害年金は受給できる!と証明されました。

働いていても日常生活や社会生活に多くの支援が必要ならば、障害年金を受給できる可能性があります。

これはかなり有益な情報ではないでしょうか。

なぜ「働いていると障害年金は受給できない」と言われているのか

かの言う私も、多くの支援者と社労士から「働いているから受給は厳しいよ」と言われていました。

作業所などに通っている人は、施設の支援者や親御さんが申請のお手伝いをしてくると思いますが、働いていると自立していると見なされるので支援の手が離れていきます。

年金の仕組みを自分で調べて理解し、複雑な申請書類の作成や、各種手続きの為仕事を調整して1人で窓口に行くことになり、かなりの時間と労力がかかります。

精神的ハードル」「申請の複雑さ」などの理由から、すでに働いている人が障害年金を申請する事例が、そもそも少ないのかもしれません。

気になる申請の方法については、過去の記事にまとめたのでご覧ください。

年金 【精神障害】障害年金を自力で申請する方法!

障害年金を受給するポイント

情報収集をする

  • 社会保険労務士(社労士)の無料相談
  • ぜんち共済のWEBセミナーに参加

まず、障害年金を申請する流れを知りたかったので、情報を集めるところから始めました。

社会保険労務士事務所の無料相談

障害年金について相談したいときは、社会保険労務士(社労士)に相談するのが一般的です。

社労士事務所といっても、あっせんなどの職場トラブルに特化している事務所、企業の労務管理に特化している事務所など色々な特色があります。

その中でも「障害年金」を専門に取り扱っている社労士事務所を探しました。

たいていの社労士事務所では、社労士との相性を確認する目的で、初回30分無料相談を行なっているところが多いです。

初回相談では、年金定期便を見ながら障害年金の受給資格があるか等を確認してもらいました。

相談する人

社労士に年金申請代行を断られた理由

  • 一般企業で働いている
  • 障害者手帳と障害年金の等級は大体同じ
  • 障害基礎年金は、2級からしかない(3級がない)

障害年金が受給できるかの明暗は、初診日で決まると言っても過言ではありません。

・初診日に、無職や学生で「国民年金」に加入していた人は「障害基礎年金」の受給資格があります。

・初診日に、企業に勤めていて「厚生年金」に加入していた人は「障害厚生年金」の受給資格があります。

注意
「障害厚生年金」は3級があるのですが、「障害基礎年金」は2級からしかありません。

私は初診日が無職だったので必然的に「障害基礎年金」2級を申請することになります。

これについては、日本年金機構の発行している障害年金ガイド5ページ目が参考になります。

参考 障害年金ガイド日本年金機構

社労士曰く、「等級は障害者手帳にだいたい連動している。あなたは障害者手帳3級で、今は働いているので申請は通らないだろう」と言われ申請代行は断られました。

そのような経緯の為、私は自分ですべての申請を行なったのですが、ビジネスチャンスを逃しましたね(笑)

もし障害年金が受給できた場合は、成功報酬として障害年金の2ヶ月分を社労士にお支払いするらしいです。(私が相談した社労士事務所の場合)

障害年金の申請書類はかなり複雑で面倒だし「申立書」を作成するのに過去の嫌な出来事を追体験するので精神的負荷がかかります。

お金はかかりますが、もし依頼できる社労士さんが見つかったら申請をお願いするのもありだと思います。

ぜんち共済のWEBセミナー

ぜんち共済とは、知的障害・発達障害・ダウン症・てんかんの方向けの保険を取り扱っている会社です。

ここで障害年金申請方法のセミナーを定期的に開催しています。

参考 知的障害・発達障害の保険ぜんち共済公式サイト

どのような採点基準で受給が決まるのかを解説していて、大変参考になりました。

セミナーで使った資料もダウンロード出来るので参加して良かったです。

障害年金決定通知書が届いたら

国民年金の免除申請

国民年金に加入している人は、国民年金の免除申請を市役所で手続きすることができます。

65歳からもらえる老齢年金が減ってしまうので、よく検討してから手続きすることをオススメします。

厚生年金に加入している人は、特に必要な手続きはありません。

障害年金を受給していてもiDeCoは加入できる?

SBI証券に確認しました

年金事務所と市役所で「金融機関に確認してください」と言われたので、SBI証券に確認しました。

障害基礎年金2級を受給・厚生年金を支払っている場合は、iDeCoに加入できると回答をいただきました。

私のような障害年金受給者はレアケースかもしれませんので、各々で確認をお願いします。

障害年金の受給に想うこと

早期発見・早期療育

発達障害は先天的な脳の機能障害なので、申立書に生育歴を記入していく過程がありました。

今回、障害年金の受給が決まり「私の人生は障害年金が受給できるほど波乱万丈だったのか…。」と少しショックを受けています。

もし学校の先生や周りの大人が障害に気づき、幼少期に支援機関と繋がっていたら、障害年金を受給せずとも自立した生活を送っていたと思います。

さて、最後にオススメの本を紹介して終わりにしようと思います。

発達障害や学習障害についても触れている本です。工藤さんの学校改革が素晴らしいので是非知ってもらいたいです。