謎の耳づまり病を自分で治す本〜現代人に急増の耳管開放症を治す極意〜

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書籍の紹介

耳がふさがる、自分の声が耳の中で響く、相手の声が聞き取りにくい、

これらは耳管開放症の恐れあり!

自らの耳管開放症を完治した耳鼻科医が、本当に効くセルフケアと治療法を解説。

感想

私は小学生の時に「耳管開放症は治りません。」と耳鼻科医に言われたことがあります。

本の中で、「治らない」というのは西洋医学に基づいた狭義の見解なので、

決してあきらめる必要はないと、その根拠を示しています。

そもそも、西洋医学、東洋医学ともに得意分野・不得意な分野があり、

耳管開放症の治療は、東洋医学の方が向いているようです。

この1冊で、耳管開放症がどういう病気で、どんなメカニズムで起こるのかを深く理解できます。

もし医者に「治らない」と言われても絶望せず、この本を手に取っていただきたいと思います。

また、耳管開放症は、睡眠時間を確保するなど生活習慣を整えることが非常に大事になります。

本書では「耳管開放症を改善に導く7ケ条」として、セルフケアや日常での過ごし方を詳しく解説しているので参考になります。

図解イラストもあり、噛み砕いた文章で、字も大きく、行間が広いのでとても読みやすいです。

そして、この記事では、耳管開放症の誤解されがちな疑問を、本書からいくつかピックアップしていきます。

耳管開放症は、太ったら治る?

耳管開放症を発症する原因の一つが、「急激な体重減少」です。

体重減少によって痩せた耳管は、体重が増えれば元に戻るという耳管開放症あるあるの考え方です。

私自身の例をざっくりまとめると、身長170cmで高校入学時45kg→短大入学時60kg→20代前半50kg→20代後半55kg

最近は体重も症状も安定していますが、体重が増えても耳管開放症が治ることはありませんでした。

この本の中では、肉付きのいい男性でも、耳管開放症に悩まされている患者がいると書かれてあります。

つまり、耳管が痩せていなくても、耳管開放症は起こるということです。

体重減少で「耳管開放症」を発症する場合もありますが、体重減少そのものではなく、激やせするほどのストレスや心労が問題であり、「太ったら治る」という単純なものではないようです。

小さい声しか出せない

  1. 自分の声が頭の中で響いてうるさいので、声の調整の仕方が分からなくなる
  2. 声帯の筋力や喉の機能が低下している

小学校3年生の時、国語の教科書音読で「声が小さい」と指摘されたことがあり、あまりにもショックで泣いてしまったことがありました。

グループワークなので、他のグループからも音読する声が重なって聞こえてきます。

大きい声を出して読んでいるつもりでも、周囲の音読の声の方が大きくて、自分が朗読している声はかき消されてしまいます。

当時は、頑張って読んでるのに「声が小さい」と否定されたことがあまりにもショックで、

給食も食べずに放課後まで、ずっと下を向いてうつむいていました。

まるで、「この世の終わり」のような悲しみに、1人で浸っていました(笑)

下校した後、先生が心配して親にこんなことがあったと電話をかけてきたらしいです。

耳管開放症で声がうまく出せない→繊細でストレスを受けやすいという悪循環の日々で、学校がストレスでした。

子供の頃から、言われたことをいつまでもクヨクヨ引きずってしまう、繊細で内向的な性格だったようです。

耳管開放症の方で、なんとなく共感できる人もいらっしゃるのではないかと思います。

小さい声しか出せないのは、単に自信がないのではなく、耳管開放症による声帯の機能低下が原因のこともあるようですね。

自律神経失調症と副腎疲労

ストレスがかかって交感神経が優位になると、自律神経が乱れたり副腎疲労を起こすようです。

私の場合も、冷え・肩こり・立ちくらみ・耳鳴りなどの不定愁訴があります。

耳管開放症が「うつ病」と誤診されることも多々あるようですが、抗うつ剤を飲んでも耳管開放症は治りません。

いかに情報を集めて耳管開放症に熟知した医師に出会うか、運命が別れるところでもあります。

実際に、私が耳管開放症を発症してから正しい治療を受けるまで、20年かかっています。

耳管開放症には、一般的に「加味帰脾湯」「補中益気湯」などの漢方薬が効くといわれていますが、

個人差があるので、全く効かない場合もあるし、飲み合わせによって、相乗効果を高めたりできます。

その実例を、本書にて掲載していますので参考になさってください。

一人で頑張らずに、たまには周囲に助けを求めたり、休息を取りながら、日々の生活をマイペースに過ごしていきましょう。

書籍情報

書籍名 謎の耳づまり病を自分で治す本ー現代人に急増の耳管開放症を治す極意

出版日 2018/09/08

著者    荻野 仁志

出版社 株式会社 マキノ出版