【茨城 筑波山】見どころ満載の日本百名山

日本百名山の中で、筑波山の標高は一番低い

小説家の深田久弥が、実際に登頂した山の中から自身の定めた基準で日本百名山を選んだそうです。その基準は以下の通りです。

人には人格があるように、山には『山格』のようなものがあるとし、誰が見ても立派な山だと感嘆する山であること。

昔から人間との関わりが深く、崇拝され山頂に祠が祀られている山であるというような山の歴史を尊重している。

芸術作品と同様に、山容・現象・伝統など他には無いような顕著な個性をもっていること。

引用:日本百名山 Wikipedia

筑波山の白雲橋ルート

お盆真っ只中でしたが思いのほか道も渋滞しておらず、予定通りに到着しました。連日の台風の影響もあり、朝は小雨がぱらついて遠くからでも山に霧がかかっているのが見えます。

今回は、女体山側にある白雲橋(しらくもばし)ルートから登頂を目指します。登頂付近に近づくにつれて斜面が急になり、ゴロゴロとした岩が立ちはだかります。

弁慶七戻り(べんけいななもどり)

あの弁慶でも、落ちてきそうな岩に恐れて七戻りしたといわれている。

日本百名山の選定基準である祠(ほこら)山を崇拝しています。

夏の登山で注意したいこと2つ

長袖、長ズボン着用

昨日降った雨と霧の影響で、苔の生えた岩は大変滑りやすくなっており、地盤もぬかるんで土がべちゃべちゃでした。登山靴でも容赦なく滑ったので、かなり歩行しずらいです。

そんな中、オーバーサイズのファッション用ブーツやスニーカーで登る人とすれ違いました。登りも相当危ないが、急斜面で足場が悪い岩場を下山するのはもっと危険です。

アブ・虫対策

さらに、8月中旬はアブなどの大きな虫が身体の周りをまとわり付くように追いかけてきます。

休憩所で休んでいると、何箇所もアブに刺されたという会話が聞こえてきた。その女性は薄手のタイツを着用していたが、やはり肌が透けないほどの厚手のタイツか、登山用のズボンが好ましいです。

半ズボンで登っていた子供も、膝から下の素足が泥まみれになっていたし、もし岩場で転倒したら危険だ。夏場でも肌の露出は極力控え、虫除けスプレーをこまめにつけないと肌へのダメージが半端ないです。

筑波山に登頂!

ジメジメした暑さでどんどん体力が奪われた。曇っていたため、発汗されずに体内に熱がこもり熱中症にかかりやすい状況だったが、ピーナッツやスポーツドリンクなどを摂取しながらなんとか登頂しました。

日差しが出ていない時こそ体調管理をいつもより徹底しましょう。

登頂した後、ベンチでお昼休憩をとったのだが、塩味濃いめに作ったおにぎりランチが全然しょっぱく感じなかったです。

霧に包まれた筑波山。

展望台も賑わっていた。

ケーブルカーの駅。片道の所要時間は約8分間。

筑波山のケーブルカー

4時間ほどたっぷり時間をかけて登り、帰りは快適なケーブルカーで下山。

所要時間約8分で到着しました。

がっつり登山ではなく、ちょっと山を散策したい時にもおすすめのケーブルカーです。
パワースポット筑波山神社を通り、温泉に浸かって帰宅。なんとも充実した休日でした。

筑波山神社