発達障害・心理学関連のオススメ本をピックアップしました!【Part.2】

読書

書評について

本の評価は、あくまで個人的な主観です。

  1. 「読みやすさ」途中で投げ出したり、飽きずに読み進められたか
  2. 「実用的」すぐに真似したいと思えるプラティカル(実践的)な内容か
  3. 「心に染みる」じわっと心が温まる、深く考えさせられたなど、何かしらのフィーリング(感情)に訴えかける内容か

発達障害関連

ケーキの切れない非行少年たち 宮口幸治著

発達障害に「グレーゾーン」があるように、知的障害にも「境界知能」といって知的障害とまでは診断が下りないグレーゾーンがあることを知りました。知的障害についてはあまり知識がなかったのですが、運転免許を所持して自衛隊で働いていた知的障害もいるとあり、かなり驚きました。障害があるけど見た目は”普通”なので、学校や職場で普通の人と同じレベルを求められてしまう苦しさとストレスは、発達障害を持つ自分の体験と重なる部分が大きくて、読み進めるのが苦しくなりました。

発達障害や知的障害・境界知能を持つ子ども達が学校教育で障害と気づかれずに見逃されている問題があり、適切な支援を受けることが出来るのは、ごく一部の恵まれた人達という現状があります。周りに理解されず、社会に取り残されている人にスポットライトを当ててくれたこの本がベストセラーになってくれて、とても嬉しく思いました。

本の評価
読みやすさ
(5.0)
実用的
(5.0)
心に染みる
(5.0)
総合評価
(5.0)

発達障害と少年犯罪 田淵俊彦著

発達障害傾向の児童が、虐待を受けると犯罪に手を染めやすくなるという趣旨でした。

目を背けたくなるような重たいテーマなのですが、早期発見・早期療育の重要性を改めて感じました。

発達障害児は手がかかるうえ、周囲と同じに出来ないことが多く、親や先生から虐待を受ける可能性が極めて高いと言えそうです。負の連鎖を断ち切るためにも、本を読んで知識を蓄えることは大切だと思いました。

本の評価
読みやすさ
(2.0)
実用的
(5.0)
心に染みる
(2.0)
総合評価
(4.0)

本田秀夫先生シリーズ

アスペルガー症候群のある子どものための新キャリア教育 本田秀夫著

3人のASD特性を持った青年を例に様々なケースを紹介しています。

同じ診断名でも、環境や性格などによって特性の表れ方に違いが出ることを改めて実感できました。

また、「勉強ができればなんとかなる」という価値観は、社会に出てからつまずく可能性が高いということは、身をもって実感しています。何より二次障害を引き起こさないためにも、予防的介入・危機介入により、心の健康を保つことが最重要課題としています。とても読みやすく、勉強になるオススメの一冊です。

本の評価
読みやすさ
(5.0)
実用的
(5.0)
心に染みる
(5.0)
総合評価
(5.0)

あなたの隣の発達障害 本田秀夫著

こちらは、家族や会社の上司など「他人視点」から発達障害を解説している本です。

第二章の『人生を左右する「育ち方」』は、発達障害の当事者が読んでも興味深いと感じました。特性に合わないことを強いられると、二次障害に苦しめられることは明白です。

早期発見・早期療育により「ソーシャルスキル」と「自律スキル」を学ぶこと、得意・不得意を自分で把握できるようになることは今後の自分を助けてくれます。

私は、それらのスキルを就労移行支援所で学んだのですが、大人になってからではなく、子どもの頃に早くサポートに繋がれたら良かったのに!と、今でも悔しい気持ちにさいなまれています(泣

本の評価
読みやすさ
(5.0)
実用的
(5.0)
心に染みる
(3.0)
総合評価
(4.0)

発達障害の早期発見・早期療育・親支援 本田秀夫編著

「支援者」が、親や当事者をどのようにサポートしていくか、ということを視点に書かれています。

初版が2016年と少し古いですが、たくさんの研究データや文献が掲載されています。

より専門的に発達障害支援教育や特別支援教育の知識を身につけたいと考えている上級者向けです。

本の評価
読みやすさ
(1.0)
実用的
(3.0)
心に染みる
(2.0)
総合評価
(3.0)

毒親の正体 水島広子著

水島先生の著書は大好きで色々な本を拝読していますが、これはかなりパンチのあるタイトルですね(汗

はじめは毒親について興味があったので手に取ったのですが、序盤から終盤まで「発達障害」を持つ親が毒親化しているケースがとても多く、「やはりそうだったか…」と、自分の両親を思い浮かべながらかなり合点がいきました。

毒親の元で育った子どもが、将来自分が毒親になるのではという不安から「子どもが欲しいと思えない」と思考する方に向けて心温まる対処法が記載されています。毒親に苦しめられた私が読み終わった感想としては、かなり癒される本でした。毒親に悩む人や、自分が毒親になっていないか不安な親にオススメの一冊です。

本の評価
読みやすさ
(5.0)
実用的
(5.0)
心に染みる
(5.0)
総合評価
(5.0)

ライフハック関連

法律

おとめ六法 上谷さくら・岸本学著

発達障害のある女性は、相手の言葉を鵜呑みにしやすかったり、衝動的に取り返しのつかない行動を取ってしまいがちです。性犯罪に巻き込まれないようにするのはもちろんですが、こういう行動をとるとトラブルに巻き込まれやすいんだなと想定しながら読み進められます。実際にトラブルになってしまった時の相談先も掲載されていますので、万が一に備えて持っておきたい一冊です。

本の評価
読みやすさ
(5.0)
実用的
(5.0)
心に染みる
(3.0)
総合評価
(5.0)

 

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