【就労移行体験談】LITALICOワークス

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9割の方が就労移行支援の通所費用は無料になると説明されています。

しかし、私は前年度に一定の所得があり、住民税を払っていてたので通所費用が発生します。

本来は9,300円の月額上限がありますが、自治体の補助が適用されて上限が半額になりました。

上限はありますが、1日の利用ごとに費用が発生する仕組みとなっています。

LITALICOワークスについて

2017年に東証一部上場しており、大手ならではの安心感があります。

利用者の就職率も高い数値となっているようで、期待を膨らませ3日間体験に行ってきました。

参考 就労移行支援のLITALICOワークス株式会社 LITALICO

オンライン体験

コロナウイルスの影響もあり、まずは自宅で動画体験会に参加しました。

参加といっても、Youtubeで動画を見るだけなので誰かと会話したりすることはありません。

働く上での強みと弱みをテーマにした自己理解プログラムです。

自分の抱えるダントツの短所を探して、長所に言い換えようといった内容でした。

全体的にスタッフの話し方も聞き取りやすく、ポイントも分かりやすかったです。

通所体験

1日目

3日間連続で通所体験に参加しました。

まずは個室で、オリエンテーションを行いました。

利用のルールや訓練内容など概要の説明を受けます。

説明が終わり、「このあと利用者がいる部屋に移動するのですが、人がいるところは大丈夫ですか?」

と声をかけてくださり、配慮が行き届いていることが分かったので緊張が和らぎました。

朝礼の様子を見学して席に着くと、他のスタッフが近づいてきて、同じ目線に合わせるためしゃがんだ姿勢を保ちながら、課題のグループワークについて説明をしてくれました。

グループワークに参加するか見学するかは体調に合わせて自由に選択できます。

  • ビーズの袋詰め
  • データ入力
  • 封筒を切って作る

3人のグループワークで何を分担するか、もしくは時間で区切ってローテーションするか話あって決めます。

私はおもにデータ入力の訓練を担当し、時間が余った時にはビーズの袋詰めと封筒作りを手伝いました。

スタッフから「もし途中で具合が悪くなったらいつでも教えてください。」などなど配慮や声かけが沢山ありました。

どのスタッフもフォローや声かけを徹底しているし、利用者によって態度を変えたりすることがなかったので好印象です。

話し方も幼稚園の先生みたいに物腰が柔らかく笑顔で接してくれました。

スタッフの質が一定に保たれていて目につく態度のスタッフが1人もいなかったです。

スタッフ研修を徹底しているんでしょう。やっぱり大手は違うな〜(笑)

スタッフの中には、電車に乗るのも酔ってしまう過敏な方や、うつを患っていて手帳を持ってるんですよ。

とカミングアウトする人もいました。

LITALICOの職場環境は、抱えている弱みを気軽にオープンに出来る風通しのいい場所なんだなという印象です。

初日にお友達が出来た!

訓練後、たまたま利用者のおじさまからエレベーターで声をかけてもらい、帰りの方向が一緒だったので電車で帰りました。

雑談も楽しく出来るし、このおじさまには一体全体、なんの問題があるのか全く分かりません。

おじさまが電車を先に降りてからというもの「外見では分からないけど何かしら抱えている人って、世の中にたくさんいるんだろうなぁ。」と想いを馳せていました。

ディーキャリアーでは会話が成立しそうな利用者がいなかったのですが、LITALICOでは私の特性と他の利用者との雰囲気が合うと思い嬉しく思いました。

2日目

席に着くと、昨日仲良くなったおじさまが話しかけてくれました。

本当はプログラムに参加したかったけどシリーズの途中になってしまうとのことで、パソコンの個別訓練をすることになりました。

アンケートのデータ入力を30分、あらかじめ入力されているアルファベットと数字に誤りがないかを見つけて必要があれば修正するという内容のデータ入力を30分行いました。

アンケートのデータ入力の方が手を動かしているので退屈しませんでしたが、確認作業は集中力が切れて休憩回数が増えました。

向いてる職種を見つけることや、苦手なことはどういった配慮があれば出来るのかを粘り強く訓練していくそうです。

最後の振り返りのあとに私がスッタフに質問をして話が長くなってしまったのですが、昨日仲良くなったおじさまがギリギリまで残っていました。

おそらく、また一緒に帰りたかったから待ってくれてたんだろうなと思ったのですが、スタッフとの話が長引いて一緒に帰れませんでした。

おじさまは施設では大人しいのに、きっと何か話したいことが溜まっているんだろうと思います。

話しやすい人だったのですが、3日目は利用時間がずれていた為に、それから会うことはありませんでした。

おじさん、元気にやってるかな〜(笑)

3日目

最終日も個別訓練でした。

せっかくなので作業系の訓練を選ぼうと思い、袋作りを選びました。

マニュアルを見ながら、A3の紙を切ったり、折ったり、のり付けしたりと、要は工作です。

難しいので分からなかったら聞いてくださいと言われましたが、難なく30分くらいで3つの袋を作りましたので見てやってくだせい。

封筒つくり

封筒つくり

家に持ち帰って、三角コーナーの水切り処理に役立っています。

スタッフと訓練の振り返りをした時に、衝撃の事実が告げられます。

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「すでに待機が4名いるので、すぐに通所できません。」

えっ?!何で体験前に教えてくれなかったのでしょうか・・・

雇用保険受給のリミットの関係で経済的に余裕がないので、自分が計画していた就活スケジュールに間に合いません。

通所を急いでいると伝えたら、空きがある他の施設を紹介するとのことでした。

施設が家から片道1時間半かかる距離にあるので、3日間の交通費を請求しようかと思ったくらいです。(笑)

自分視点のまとめ

メリット

  • どのスタッフの対応にもハズレがない
  • 大手ならではの企業連携で独自の求人が豊富
  • 利用者の就職率が高い
  • 特性レベルが近い人が何人かいたので、友達出来そう

デメリット

  • ビーズの袋詰めや工作などの単調な訓練もある
  • 家から遠い
  • ヒアリングが甘く、すぐに通所したいという希望に添えないことが分かった

せっかく3日間も体験したのに、待機がいるから通えないのでかなりモチベーションを挫かれました。

あらかじめヒアリングしていれば、受け入れ可能な事業所で体験訓練が出来たのに。

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