群馬県 黒檜山
標高1828m。日本百名山のひとつに選定されている、赤城山最高峰の黒檜山に登ってきました。
当日は天気予報が曇りだったのですが、実際に到着するとがっつり霧が立ち込めており、大粒の雨が降っていました。
大沼という大きな湖が近くにある影響で、とくに霧が濃くて視界がぼやけていました。
梅雨時なので、お天気が不安定なのは常に考えていましたが予想以上の悪天候です。
登頂が無理そうだったら途中で引き返すということを念頭に置いて、黒檜山に登ることにしました。
今回のような悪天候の中、雨具を装着しての登山自体が初めてでした。この経験から、今後雨の登山で注意したいことをまとめます。

赤城山登山口
雨の登山で気をつけること3つ
防水対策
雨の登山は温度調節が難しいと感じました。
私はモンベルのレインウェアを愛用しています。モンベルは他の登山用品ブランドに比べて低価格なのに、最低限の機能は兼ね備えているので、登山初心者の私には丁度いいです。
レインパンツは、トレッキングパンツの上に履くので、1サイズ大きいものを履いています。
足の上げ下げ運動を繰り返す登山なので、レインパンツを着ると多少動きが制限されて足を上げるのが重たく感じます。
レインウェアを着るタイミングですが、パラパラ小雨のときは、まず上のレインウェアだけ装着して、がっつり雨が降ってきたらレインパンツを履くことにしています。
自分の身体が濡れてしまうことにより低体温症の心配はありますが、実際には登山していると蒸し暑いです。
そのため、私はレインウェアを着ることによって、こもった汗で体力を消耗しました。
雨具は伸縮性があまり無いので、慣れるまでは若干動きにくく感じると思います。休憩の度にチャックを開けて、こもった熱を逃していました。
モンベルのレインジャケットは、機能性も高いですが、可愛いカラーバリエーションがあるので、街中で自転車漕ぐ時にも愛用しています。
バックパックを保護するのには、付属しているレインカバーがとても役にたちました。
私はモンベルのバックパックを愛用していますが、あらかじめザックの底にレインカバーが内臓されています。
濡れたタオルなどを他の荷物と分けて、スマホなどの電子機器はしっかり避難させます。
靴ヒモのゆるみ
雨という状況で周りの視界も悪いですが、もちろん自分自身も見えていないです。
まさしく灯台下暗しで、濡れた登山道では岩や葉っぱに足を滑らせる事故も起きやすいです。
今回、私は霧で靴ひもが解けていたことに全く気づかずに、しばらく歩いていました。
転倒や捻挫を予防するためにも、こまめに靴ひもは確認しましょう。
遭難
私はもともと方向音痴なのですが、ついさっき歩いてきた道も、なんだか違う道に見えて「こんなところ来たっけ?」となることがあります。
悪天候で霧が濃いと、誤ったルートを選択して遭難、境目が分からずに崖に転落するなどの危険も考えられます。
登山初心者は無理をせずに、単独登山は避ける、または雨が降り出したら速やかに下山することを念頭に置いてください。

富士山の「ふ」の字も見えませんでした。
黒檜山登頂

赤城山の成り立ち
悪天候にも関わらず、登頂までに6組ほどの登山者とすれ違いました。
山頂からまったく景色が見えませんでしたが、日本百名山を登頂できた達成感がふつふつと湧き上がってきました。

山頂付近の鳥居

鳥居峠を通って下山します。
駒ヶ岳
鳥居峠を経由して、駒ヶ岳側から下山しました。
鉄でできた細い階段があったりと、整備されているので歩きやすかったです。

駒ヶ岳
総コースタイム
登りが2時間、下りが1時間で約3時間ほどでした。
すぐ横が崖の細い道や、大きい岩が連続してあったりと、登りごたえ抜群の黒檜山でした。

泥と水たまりでズボンがベチャベチャになりました。